猫ちゃんと一緒に暮らしている方でしたら、1度は、ピンク色の舌を出したままにしている猫ちゃんに、かわいいからしばらくそのままでいてー!!と思ったことはないでしょうか?! かわいいから写真を撮ろうとしたら舌がしまわれていた、、という事もあるかもしれません(笑)。
あれは、リラックスして緊張がほぐれている時や、毛繕いをし過ぎて舌が疲れた時になるそうです。(何らかの病気によってなることもあるので普段からよく観察してあげてください)
今回は、そんな猫の「舌」について書いていきます。
猫の舌をじっくりと見せてもらえることはなかなかないと思いますが、猫の舌は人間や犬と違って、とてもザラザラしています。
猫が手や顔を舐めてくれた時には、何とも言えない感覚・・・痛いようなくすぐったいような・・・
このザラザラは、猫の舌にある糸状乳頭という鋭くトゲのような突起物で、舌の先から喉の奥に向かって一定方向に多数生えています。
この糸状乳頭は、お母さん猫のおっぱいを飲む赤ちゃんの頃にはまだ柔らかく、離乳する頃に硬くなります。
肉食獣である猫は、仕留めた獲物の肉を骨からきれいにはがすた為に、ザラザラの舌が必要でした。(ネコ科のライオン・トラ・チーターなども同じように舌がザラザラしています)今では狩りをすることはないですが、お水を飲む時やごはんを食べる時にうまく使われています。
そして綺麗好きな猫の毛繕いにもとても役立っています。舌のザラザラの突起物で毛やゴミを絡め取り、体のお手入れをしています。
ごはんを食べた後や寝る前に、毛繕いしている姿はとてもかわいいですね♥♥♥
(毛繕いの時に、猫の体に私の手を乗せてみると、ついでに舐めてくれた事があります(^_^)v ザラザラ~♪)
最後に・・・「猫舌」という言葉の由来について調べてみました。(色々な説はあると思いますが)
江戸時代につくられた言葉のようで、この時代、外で飼われていた犬とは違い猫は室内で飼われる事が多く、人間と同じように温かい食べ物をあげたところ猫ちゃんはビックリして食べられず、冷めるまで待っていた為、猫は熱いものが食べられないとし、「猫舌」という言葉が生まれたそうです。(基本的に動物は熱い物は食べません)
人間や犬とは少し違う猫の舌はとても便利な仕組みになっいるようですね(=^・^=)
受付スタッフ 越智