がりがりに痩せて、ごはんも食べられなくなっていた瀕死の猫ちゃんが保護されてきました。
初日はトマトジュースのような下痢を大量にし、何日も食べていなかったようで、ほとんど動かず、もう駄目かもしれないと思いました。それでもあきらめず、できることを慎重に、治療していきました。そうすると、その日の夜、ほんの少し水を飲み始めました!それだけでもかなり奇跡的な光景でしたが、次の日、少しだけウェットフードを舐めるようになりました。その次の日は、食べる量が増えてきて、これでもかというくらい甘えてくるようになりました。そして4日目には、毛づくろいをし初め、ドライフードも少し食べるようになりました。たった4日間で。
体重も0.7kgから0.9kgに増えました。ただ、この猫ちゃん、もう生後半年以上は経っているようです。まだ生後2ヵ月位の子の大きさですが、小さい口の中はすべて永久歯でした。半年間、よく頑張って生きてきたね...この子の生きる力や半年の間の生活を考えると、どんなに過酷だったんたろうと思い涙が出てきました。本当に、よく頑張った。ノミや寄生虫だらけで、体は小さいままで、とうとう力尽きようとしていた命...けれど、最後にたどり着いた所で助けてもらって、その方のお家の子になることになりました。これからは体も痒くないし、ひもじい思いをする事もないね、よかった。もう少し治療頑張って、新しいおうちへ帰ろう。
動物の、必死で生きようとするひたむきな姿に、日々元気や勇気をもらっています!
渡邊