さくらい動物クリニック

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健康管理

ダイエットについて

先日の肥満についての記事に続きまして、今回は、動物のダイエット(減量)について書いていきます。

 

はじめにダイエットの目的は、「大切な家族の一員がより健康に、より長く私達と一緒に過ごすため」だと思います。キラキラした瞳でごはんやおやつを催促されると、ついついあげてしまいますが、そこはかわいいわが子のため、グッとこらえていただきたいです。

 

<ステップ1>

動物用のおやつ、人間の食べ物をなるべく控えるようにしてください。

どうしてもあげたくなったら、いつものフードを数粒あげてください。これも1日のフードの総量に含めます。

ただし、ごはん以外のおやつやごほうびは、嫌なことを頑張った後に限り、です。

 

<ステップ2>

フードをダイエット用に変えるか、フードの量を減らしてください。

ほとんどのフードに、体重から計算された1日の必要量が記載されていると思いますが、現体重の量ではなく理想体重の量になるよう、徐々に減らしてあげてください。

例えば1週間ごとに10%ずつ減らしていくなどです。

空腹でストレスが溜まるようでしたら、1日量を増やすのではなくごはんの回数を増やしてください。1回の量が少なくても、ゴハンを食べたり、ごほうびをもらえることで、満足感が得られます。

※フードを変える時は、急に新しいフードにするのではなく、1週間位かけて徐々に切り替えてください。

 

<ステップ3>

食事管理で体重が減ってきたら、運動も加えてさらに理想体重に近づけていきましょう。筋力もつき、身体的、精神的にも適度な運動が体に良いことは、人と共通しています。

今までお散歩をほとんどしたことのないワンちゃんは、まず短時間・短距離からの散歩から始め、徐々に時間・距離を長くしていきます。また、普段からおもちゃで遊んであげ、いっぱい褒めてあげてください☺散歩や遊ぶことを嫌な事にしないためです。

猫ちゃんは上下運動が好きなのでキャットタワーやおもちゃなどを使って、体を動かすよう促してみます。

急な激しい運動は関節に良くありません。年齢・体調・性格に合わせて運動を一緒に楽しんでください♪

 

最後に、動物のダイエットは人間のダイエットと同様、続けることが大切です。そして、家族や周りの協力も必要です。

1人で頑張っていても、誰かがおやつをあげていたら意味がありません