さくらい動物クリニック

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健康管理

わんちゃんの肥満について

食欲の秋到来です。私たち人間と同じように動物達も食欲が増してきたのではないでしょうか?しかし食べて寝ての繰り返しでは肥満につながります。そこで今回はワンちゃんの肥満について書いていきます。

 

犬、猫にはボディコンディションスコア(BCS)という体肥満度のチェック方法があります。

 

BCS1 痩せ

 肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。触っても脂肪がわからない。腰のくびれと腹部の吊り下がりが顕著。

BCS2 やや痩せ

 肋骨が容易に触れる。上から見て腰のくびれは顕著。腹部の吊り上がりも明瞭。

BCS3 理想的

 過剰な脂肪の沈着なしに肋骨が触れる。上から見て肋骨の後ろにくびれが見られる。横から見て腹部の吊り上がりが見られる。

BCS4 やや肥満

 脂肪の沈着はやや多いが肋骨は触れる。上から見て腰のくびれは見られるが顕著ではない。腹部の吊り上がりはやや見られる。

BCS5 満肥

 厚い脂肪に覆われて肋骨が容易に触れない。腰椎や尾根部にも脂肪が沈着。腰のくびれはないか、ほとんど見られない。腹部の吊り上がりはみられないか、むしろ垂れ下がっている。

 

あなたのワンちゃんはいかがですか?チェックしてみてください。(BCS1~9での評価方法もあります。)

腰のくびれはありますか?肋骨は触れますか?

肥満は人間でいう生活習慣病(糖尿病や高血圧、心疾患、脂質代謝異常など)や免疫力の低下、過大な体重負荷による関節炎などの一因となります。

まさに肥満は万病のもと。。。愛するワンちゃんの長生きのために、まずは体型チェックをしてみてください。

 

                                     越智・長島