手術後は、動物が術部を気にして舐めたりかじったりしてしまい、糸を取ったり傷口が化膿することがあります。
その場合、傷の回復が遅れたり、再縫合が必要になることがありますので術部を舐めたりしないように気を付けてあげなければなりません。
その為、傷を舐めてしまわないよう、抜糸までのおよそ一週間、首にエリザベスカラーというものをつける事が一般的です。その他、エリザベスカラーは耳や眼をかかないように、治療として使用することもあります。
しかし、手術を受けるご家族にとって、エリザベスカラーは邪魔になってかわいそうと思われる方も少なくありません。
そのような術後の愛犬・愛猫を想う気持ちに応えられるよう当院では、術部の保護として洋服タイプのエリザベスウエアを取り扱っております。使用された方からは「かわいい!」とご好評いただいております。体幹部(お腹や背中の大部分)の手術であればこのような洋服タイプのもので、術部の保護が可能です。また、手術後以外にも日常のお洋服としても使用していただけます。おむつのズレ防止にもいいかもしれません。
ワンちゃんは体の大きさが様々で、体に合ったサイズがすぐにご用意できない場合がありますのでお早めにお問い合わせください。
※猫ちゃんの去勢手術後は、傷口が洋服から出てしまうので傷口保護としては使用できません。
井渕・渡邊