さくらい動物クリニック

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子宮蓄膿症について

子宮蓄膿症とは子宮腔内に細菌が感染し膿(うみ)が貯留する病気のことを言います。

多くは発情後4~8週間で認められるため、発情後の動物の体調管理に十分注意してあげてください。

避妊手術をしていない子で以下の症状がある時は要注意です!

  1. 多飲・多尿 ⇒ 水をたくさん飲み、おしっこをたくさんする
  2. 陰部からの血液や膿のような分泌物の排出(分泌物は出ないこともあり舐めてしまいご家族が気付かないこともあります)
  3. 食欲不振および元気消失
  4. 腹部の膨満(膿が子宮に溜まっていくだけで、排出されない) ⇒ 危険
  5. 嘔吐
  6. 発熱 など

治療は卵巣と子宮を摘出する手術を実施することが最適とされています。(薬だけの治療では一時的に良くなっても再発する可能性が高いからです)

治療が遅れると腎不全をおこしたり、膿の溜まった子宮が破裂して腹膜炎や敗血症をおこして亡くなってしまうため、早期発見、早期治療が大切です。

中・高齢の犬に非常に多い病気で、避妊手術でほぼ完全に予防ができます。詳しくは当院ウェブサイトの "不妊手術について" もご覧ください。

動物看護師 井渕