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さくらい動物クリニック

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ブログ

スキンシップについて

 人に触られても平気、触ってもらうのが大好き、ということはとても重要です。

隅々まで触ることで病気の早期発見にもつながりますし、診察や検査が非常にスムーズに進みます。 逆に、人に触られることに慣れていない犬だと、診察台に乗ることすら困難な子もいます。眼が赤い、耳が痒そう、このような症状の時は、点眼薬や点耳薬で治療が可能な場合も多いのですが、目薬がさせない、耳に薬がぬれない、という犬では、本来なら必要性の低い飲み薬を長期間使用したり、目や耳の処置をするためにわざわざ注射で眠らせる、ということもあります。同じ眼の病気でも、体のどこを触られても平気な犬だと目薬で1~2週間で治るものも、触れない子だと最悪手術や眼が見えなくなる、ということもありうるのです。

    

動物病院、という特別な所に来ると、触れる子と触れない子では顕著な差が出てきますが、日常でもご家族以外の人に触れられたときなどに、びっくりして暴れたり咬んだりしないためにも、日ごろからのスキンシップはとても大切です。

  

怖がっている犬やまだ慣れていない犬に対しては無理をせず、過剰に触ろうとするのはやめましょう。警戒心の強い成犬などでは、あまり目を見すぎず、自然に寄ってくるようになったら、首筋や腰などを優しく、声をかけながらゆっくりと撫でてあげます。ここまではできる犬が多いと思いますが、お散歩のときなどに、ご家族以外の人にもこのように触ってもらうとより効果的です。(触って、触って~と来るような明るい犬の場合は人が触る時間を決めて、犬が主導権を握ってしまわないように気を付けてください。元々の犬の性格やこれまでの生活環境で、接し方は少し変わってくるかと思います。)

  

犬がリラックスしているようであれば、頭やお腹などを撫で、触られるのが苦手な鼻や口のまわり、耳、足先などに触れていきます。嫌がるようなら止めて、2~3秒でも静止して触らせてくれたらしっかり褒めてあげます。ドッグフードの粒などをごほうびにしてもいいと思います。犬が受け入れてくれるようなら、口をめくって歯に触れる、足を少し持ち上げて肉球や爪に触れるなど徐々にステップアップしていきます。警戒心の強い成犬では、少し時間がかかるかもしれませんが、その子の好きな事と組み合わせて、触られる事自体も好きな事になるようにしていきます。

  

体の至る所を喜んで触らせてくれるようになり、膝の上や足元で仰向けになり身を任せてくれるようになれば信頼関係は十分です。少しずつ爪切りや歯のケア、耳のケアを始めていきましょう。最初は爪1本切るだけでも十分です。できたらしっかり褒めてあげてください。爪切りや歯ブラシをみたら逃げる、という犬も多いですが、いきなり体を押さえつけて爪を切ったり口を強引に開いて歯ブラシを入れると、爪切りや歯ブラシを怖がるようになります。普段から爪切りなどを手に取り、一緒に遊ぶなどをし、爪切りを見ても逃げなくなるようにしていきます。警戒心の少ない子犬の頃から始めると、爪切りや歯磨きも特別嫌な事ではなく、大好きなスキンシップの時間となります。

 

スキンシップは、犬にとっても人にとっても心地の良いものですが、無理はしないでください。特に子犬の場合は、触りすぎても疲れてしまいます。全部の爪が切れなくても、片方の耳しか拭けていなくても、数分程度で切り上げてください。犬も人も楽しみながらするのが長続きの秘訣かもしれません。